20代のクレジットカード利用額は毎月いくらが適正?平均額と理想的な使い方を解説

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悩みんぎょ
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「クレジットカードって毎月いくらまで使っていいの?」 

「周りの人はどれくらい使ってるんだろう…」

20代になってクレジットカードを持ち始めたものの、適正な利用額がわからず不安に感じている方は多いのではないでしょうか。

「使いすぎて支払いに困るのは避けたいけれどポイントも貯めたい」ジレンマを抱える20代も多いでしょう。

この記事では統計データに基づく平均利用額や収入別の適正額、使いすぎを防ぐ具体的な管理方法まで詳しく解説します。

賢くクレジットカードを活用して、将来の資産形成にもつなげましょう。

20代のクレジットカード利用額の平均は?毎月の適正額は1万円以上~3万円未満

統計データに基づく平均額

一般社団法人の日本クレジット協会の結果報告書によると、20代の平均クレジットカード利用額は1ヶ月で「1万円以上~3万円未満」です。

回答者は375名の大学生で、4つの大学を対象に調査されています。

1か月のクレジットカード平均支払額割合
5,000円未満15.8%
5,000円~1万円未満18.9%
1万円以上~3万円未満34.6%
3万円以上~5万円未満14.9%
5万円以上12.3%
その他3.5%
回答者の属性
回答校1年生2年生3年生4年生学年未回答総計
立正大学003834072
日本大学012644345209
流通科学大学2041120073
明治大学11901021
総計3117694695375

参照:一般社団法人日本クレジット協会|「大学生に対するクレジットカードに 関するアンケート(令和元年度)」 結果報告書 令和2年8月

金魚(筆者)
金魚(筆者)

ただし、クレジットカード以外の出費は含まれていないので注意してください。

家賃の支払いやコンビニで支払う公共料金など、クレジットカードでは払えないからね。

利用目的別の内訳

マイナビ学生の窓口調べ【クレジットカードに関するアンケート調査】によると、クレジットカードの利用目的で多いのがインターネットです。

有効回答数は310件で、社会人1年目〜5年目の男女に対して調査をした結果です。

クレジットカードの利用目的割合
インターネット(通販、ショッピング、音楽・動画・ゲーム等のオンラインコンテンツなど)81.5%
スーパーマーケット、百貨店、コンビニ等の販売店(食品・日用品など)60.3%
量販店(家具・家電など)54.1%
飲食店53.1%
公共料金(電気・ガス・水道)36.3%
通信料金 (携帯電話・インターネットなど)46.2%
ガソリンスタンド、高速道路料金(ETC)39.4%
旅行代金(交通・ホテル・旅館など)52.4%
その他5.8%
詳細

2021年5月7日~5月16日の調査【その他】の回答には以下が含まれる

  • ほぼ全て
  • 学会の参加費支払い・美容院
  • 病院
  • 家電量販店
  • 会員制サイトなどの定期購入にかかる費用
  • 投資
  • 交通費
  • 自販機
  • コンサートチケットの購入等

20代である筆者のリアルな利用額

20代の筆者のリアルな毎月のクレジットカード利用額は、2万4,000円程度です。

2025年の1月~9月までの明細を以下にまとめました。

利用月明細の内訳クレジットカード利用額
1月ニチガス:1,435円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
2万4,386円
2月ニチガス:1,485円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
2万4,436円
3月ニチガス:1,485円
楽天キャッシュチャージ:1万円
ソフトバンクM:2,951円
1万4,436円
4月ニチガス:1,435円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
2万4,386円
5月ニチガス:1,435円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
2万4,386円
6月ニチガス:1,460円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
2万4,411円
7月ニチガス:1,485円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
2万4,436円
8月ニチガス:1,485円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,951円
MCAFEEWWWMCAFEECO:1万2,980円
3万7,416円
9月ニチガス:1,485円
楽天キャッシュチャージ:2万円
ソフトバンクM:2,952円
2万4,437円
金魚(筆者)
金魚(筆者)

電気代と水道代と奨学金の返済は銀行口座から自動引き落とし、家賃の用意で銀行口座からお金を引き出します。

なお、現金はほとんど使わない派です。

以前はポケットWi-FiやNHK料金の支払いなど、毎月のクレカ利用が5万円以上でした。

しかし、外出の機会が少なかったりテレビを見なかったりなど、無駄な支出が多かったため、複数の契約を解約

現在は2万円台で支出を抑えています。

金魚(筆者)
金魚(筆者)

20代はファンクラブ会員や動画・音楽サービスの利用など、サブスクを利用する機会が多い時期です。

支出が多い場合はクレジットカードの明細を確認して、月額や年額の継続か解約かを検討してください。

20代におすすめのクレジットカード管理方法

月々の予算を設定しておく

クレジットカードを上手に活用するには、月々の予算設定が重要です。

収入に対して以下の割合にしておくと、使い過ぎのリスクを防げます。

  • 70%を生活費
  • 20%を貯蓄
  • 10%を自己投資や娯楽に配分

クレジットカードの利用額は、生活費の範囲内に収めることが鉄則です。

具体的には、食費・交通費・通信費など固定費ごとに上限を決めておくと良いでしょう。

カテゴリ別に予算を配分すれば、無理なく管理できます。

使いすぎ防止策を講じておく

クレジットカードの使いすぎを防ぐには、3つの対策が効果的です。

1つ目は、カード会社の公式アプリで利用状況をリアルタイムに確認しましょう。

通知機能をオンにすれば、使用のたびにアラートが届き、予算オーバーを未然に防げます。

2つ目は、限度額を自分の月収や予算に合わせて低めに設定することです。

初期設定の高額な限度額のままだと使いすぎるリスクが高まるため、カード会社に申請して月10〜15万円程度に引き下げると安心です。

3つ目は、デビットカードとの使い分けを実践しましょう。

固定費や大きな買い物はポイントが貯まるクレジットカード、日々の食費や娯楽費は口座から即時引き落とされるデビットカードがおすすめです。

家計簿アプリを活用する

クレジットカードの管理には、家計簿アプリの活用が欠かせません。

家計簿アプリはクレジットカードや銀行口座と連携することで、利用明細を自動で取り込み、カテゴリ別に支出を分類してくれます。

手入力の手間が省けるだけでなく、何にいくら使ったかがグラフで視覚化されるため、無駄遣いに気づきやすくなります。

また、予算設定機能を使えば、食費や交通費などの項目ごとに上限を決め、超過しそうになるとアラートで知らせてくれるので便利です。

レシートをスマホで撮影するだけで記録できる機能もあり、現金払いとカード払いを一元管理できます。

月末には自動でレポートが作成されるため、振り返りも簡単です。

20代のクレジットカード選びのポイント3選

20代のクレジットカード選びのポイントは以下3つです。

  • 年会費無料か?
  • ポイント還元率が高いか?
  • 将来性を考慮したクレカか?

まず年会費については、初めてクレジットカードを持つ20代なら、年会費無料のカードから始めるのがおすすめです。

年会費がかかるカードは特典が充実していますが、使いこなせなければコストだけがかさみます。

次にポイント還元率は、日常的な支出でどれだけお得になるかを左右するため、基本還元率1.0%以上のカードを目安に選ぶと良いでしょう。

コンビニやネットショッピングなど、自分がよく使う店舗で還元率がアップするカードを選べば、効率的にポイントが貯まります。

最後に将来性も重要な判断基準です。

20代で作ったカードは長く使い続ける可能性が高いです。

そのため、ゴールドカードへのランクアップ制度があるか、利用実績がクレヒス(信用情報)の構築に役立つかを確認しましょう。

特にクレヒス(信用情報)は将来的に住宅ローンや車のローンを組む際、良好なら有利に働きます。

クレジットカードが毎月いくらかが気になる20代のよくある質問

Q: 月5万円の利用は多すぎる?

手取り収入によって判断が変わります。月収20万円なら生活費の約36%にあたり、やや多めですが許容範囲内です。ただし月収15万円以下ならやや使いすぎと言えるでしょう。重要なのは、毎月確実に全額返済できるかどうかです。ボーナス頼みや貯蓄を切り崩しての支払いは危険信号。まずは自分の収入の70%を上限とし、固定費と変動費を区別して管理しましょう。

Q: リボ払いは使うべき?

基本的にリボ払いは避けるべきです。年利15%前後の高金利がかかり、毎月少額の返済で完済が長引くため、最終的な支払総額が大幅に増えます。例えば10万円をリボ払い(月5千円返済)にすると、2年近くかかり利息だけで約1.5万円の負担増に。どうしても分割が必要なら、金利のかからない2回払いや、利息の低いカードローンを検討しましょう。

Q: 複数枚持ちのメリット・デメリットは?

メリットは用途別に使い分けられること特典の幅が広がることです。例えば、ネット通販用と実店舗用で分けると管理しやすくなります。一方デメリットは、支出の把握が複雑になり使いすぎるリスクが高まること年会費の負担が増える可能性があることです。20代なら、まずは1〜2枚に絞って確実に管理できるようにしてから、必要に応じて増やすのが賢明です。

Q: 利用履歴が将来に与える影響は?

クレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー)は、将来の住宅ローンや自動車ローン審査に大きく影響します。毎月適度に利用して期日通りに返済する良好な履歴を積み重ねることで、信用度が高まり、より有利な条件で融資を受けられます。逆に延滞や未払いがあると信用情報に傷がつき、最大5年間記録が残ります。20代のうちから堅実な利用を心がけることが重要です。

まとめ

20代のクレジットカード利用額は月1万円以上3万円未満が平均的で、収入や生活スタイルによって適正額は異なります。

大切なのは、手取り収入の70%以内に利用額を抑え、毎月確実に全額返済できる範囲で使うことです。

使いすぎを防ぐには、カード会社のアプリで利用状況をこまめに確認し、限度額を低めに設定するなどの工夫が効果的です。

カード選びでは年会費無料・高還元率・将来性の3点を重視してください。

また、リボ払いは高金利のため避け、一括払いや2回払いにしましょう。

20代のうちから良好なクレジットヒストリーを積み重ねることで、将来の住宅ローンなどの審査でも有利になります。

計画的な利用を心がけ、賢くクレジットカードを活用しましょう。

執筆者・運営者について
金魚
金魚
ブロガー/ライター
20代の金融ライター。
これまで100本以上の記事を執筆。ディレクター業務の経験あり。

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