リクルートカードのメリットとデメリットを解説!1.2%のポイント還元率で年会費が永年無料


「普段からじゃらんで宿泊予約をしていて、ホットペッパーグルメもよく使う私にとって、リクルートカードとの相性がいいらしい。
だけどリクルートカードのメリットもデメリットもわからない。
自分に合っているかどうかを判断したいから教えて!」
リクルート系サービスを頻繁に利用する際、リクルートカードを使用するのがおすすめです。
リクルートカードは年会費無料でありながら1.2%の高還元率を誇り、じゃらんやホットペッパーグルメではさらにポイントアップの恩恵を受けられます。
他社の年会費無料カードでは実現できない還元率の高さが魅力で、ポイント重視の人におすすめのクレカです。
この記事では、リクルートカードのメリットとデメリットを解説します。
リクルートカードの基本情報

まずはリクルートカードの基本情報を確認しましょう。
リクルートカードとは、運営会社の株式会社リクルートホールディングスが発行しているクレジットカードです。
運営は子会社である株式会社リクルートライフスタイルがおこなっています。
基本情報でわかることは以下の3つです。
- 年会費が永年無料
- 1.2%の高還元率
- JCBなら最短5分で即時発行
詳細情報は以下にまとめたので、参考にしてください。
クレジットカード名 | リクルートカード |
年会費(本会員) | 永年無料 |
年会費(家族会員) | 永年無料 |
申込条件(本会員) | 18歳以上で安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方 ※高校生を除く |
申込条件(家族会員) | 本会員と生計を一つにする配偶者、親、高校生を除く18歳以上 ※本会員が学生の場合は発行不可 |
国際ブランド | VISA JCB Master card |
ポイント名 | リクルートポイント |
還元率 | 1.2% |
付与率 | 100円(税込)につき1.2ポイント |
還元例 | 10,000円利用で120ポイント(120円相当)還元 |
発行スピード | 最短即日審査完了、カード到着まで1週間程度 JCBブランドは「モバ即」で最短5分で即時発行可能 |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円(利用付帯) |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピングセーフティ保険(国内) | 年間200万円(購入日より90日間補償) |
ショッピングセーフティ保険(海外) | 年間200万円(購入日より90日間補償) |
電子マネー対応 | JCBブランド: nanaco、モバイルSuica(還元率0.75%) Visa・Mastercardブランド: nanaco、モバイルSuica、楽天Edy、SMART ICOCA(還元率1.2%) ※月間30,000円まで |
Webサービス | JCBブランド: MyJCB Visa・Mastercardブランド: NEWS+PLUS(三菱UFJニコス) |
締め日 | 毎月15日 |
引き出し日 | 翌月10日(土日祝日の場合は翌営業日) |
リクルートカードのメリット

100円(税込)につき1.2ポイントたまる高還元率
リクルートカードは、100円(税込)の利用ごとに1.2ポイントが付与されるほど高還元率です。
例えば月々3万円をカードで支払った場合、年間で4,320ポイント(4,320円相当)を獲得できます。

同じ金額を0.5%還元のカードで支払った場合は1,800ポイントとなるため、年間2,520ポイントの差が生まれる計算です。
また、リクルートカードは特定の店舗やジャンルに関係なく、すべての支払いで1.2%の還元を受けられます。
ポイント計算は月間の合計利用額に対しておこなわれるため、100円未満の端数も無駄になりません。
年会費が永年無料
リクルートカードは年会費が永年無料で、カード保有にかかる費用を一切負担する必要がありません。
初年度だけでなく2年目以降も継続して無料のため、長期間安心して利用できます。

リクルートカードは完全無料でありながら1.2%の高還元率です。
年会費の元を取るために無理な利用をする必要がなく、自然な支払いペースでポイントを貯められます。
なお、家族カードも同様に年会費無料で発行可能です。
配偶者や18歳以上の子どもにカードを持たせても追加費用は発生せず、家族全員で効率的にポイントを貯められます。
獲得したポイントは本会員にまとめて集約されるため、家計管理も簡単です。
リクルートサービスで更なる高還元
リクルートカードは、リクルートサービス利用時に通常の1.2%還元に加えて、さらなるポイント上乗せを受けられます。
そのため、リクルートサービスを頻繁に利用する方におすすめです。
サービス名 | サービス内容 | 基本還元率 | リクルートカード決済 | 合計還元率 |
---|---|---|---|---|
じゃらんnet | 宿・ホテル予約サイト | 2% | 1.2% | 3.2% |
Hot Pepper Beauty | 美容院・サロン予約サイト | 2% | 1.2% | 3.2% |
ホットペッパーグルメ | 飲食店予約・検索サイト | 予約人数×50ポイント | 1.2% | 1.2% + 固定ポイント |
ポンパレモール | オンライン通販サイト | 3% | 1.2% | 4.2% |
基本還元率の高さとサービス連携によるボーナスポイントの組み合わせは大きな魅力です。
旅行好きや美容・グルメに関心の高い方には特にメリットの大きいカードです。
電子マネーチャージでポイント二重取り
リクルートカードは電子マネーへのチャージとチャージした電子マネーでの決済時で、ポイントの二重取りができます。
電子マネーで決済する機会が多く、効率的にポイントを貯めたい人におすすめです。
対応する電子マネーは国際ブランドによって異なります。
国際ブランド | 電子マネー | 還元率 |
---|---|---|
JCB | nanaco・モバイルSuica | 0.75%還元 |
Visa・Mastercard | nanaco・モバイルSuica・楽天Edy・SMART ICOCA | 1.2%還元 |
例えば楽天Edyの場合、200円利用ごとに1ポイント(0.5%)の楽天ポイントが貯まります。
リクルートカードでEdyに1,000円チャージすると12ポイント、そのEdyで決済すると5ポイントが獲得でき、合計17ポイント(1.7%還元)を実現できます。

nanacoを利用すれば、セブン-イレブンで税金や公共料金の支払いも可能で、通常ポイント対象外の支払いでもチャージ分のポイントを獲得できます。
ただし、ポイント付与対象となるチャージ額は月間30,000円までの上限があるため、計画的な利用が重要です。
海外は最高2,000万円、国内は最高1,000万円の保険が付帯
リクルートカードは年会費無料でありながら、充実した旅行傷害保険が付帯しています。
補償額は海外旅行傷害保険は最高2,000万円、国内旅行傷害保険は最高1,000万円です。

年会費無料のクレカの多くは海外旅行保険のみの付帯が一般的ですが、リクルートカードは国内旅行保険も付帯しています。
保険の適用条件は利用付帯となっており、旅行代金をリクルートカードで支払うことが条件です。
航空券代やホテル代、ツアー料金などをカードで決済すれば保険が有効となります。
ポイントの使い道が豊富
リクルートカードで貯まったリクルートポイントは、多彩な使い道が用意されており、ポイントを無駄にする心配がありません。
最も便利な活用方法は、Pontaポイントやdポイントへの等価交換です。
1リクルートポイント=1ポイントで即時交換でき、全国数万店舗で現金同様に利用できます。

ポイントの交換レートは0,1%~1.0%なので、リクルートカードの公式サイトでチェックしましょう。
また、リクルートサービス内での直接利用も魅力的です。
じゃらんnetでの宿泊予約、Hot Pepper Beautyでの美容代金、ホットペッパーグルメでの飲食代などでもポイント払いができます。

Amazon利用者には特に便利な機能があります。
リクルートIDとAmazonアカウントを連携させることで、リクルートポイントを直接Amazonでの買い物に使用可能です。
ポイント交換が手間なく、スムーズに活用できる点が大きなメリットとなっています。
JCBブランドなら「モバ即」で最短5分で発行
リクルートカードのJCBブランドを選択すると、モバ即により最短5分でカード番号を取得できます。
モバ即とは、モバイル即時入会サービスの略称です。
審査完了後すぐにMyJCBアプリでカード番号・有効期限・セキュリティコードを確認できます。

カードの到着を待たなくても、オンラインショッピングや電子決済が可能です。
モバ即の判定受付時間は9:00AM~8:00PMとなっており、受付時間を過ぎた場合は翌日受付扱いとなります。
申込時にオンラインで支払い口座を設定する必要があるので、覚えておきましょう。
リクルートカードのデメリット

ポイントアップ店舗が少ない
リクルートカードのデメリットは、ポイント還元率がアップする特約店舗の少なさです。
楽天カードやイオンカードなどの他社カードが数千から数万店舗の優遇店を持つのに対し、リクルートカードは限定されています。

ポイントアップ対象はじゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティーなど、主にリクルート系サービスです。
日常的な買い物で利用頻度の高いコンビニ、スーパー、ガソリンスタンドでは基本還元率1.2%のままで、追加ポイントはありません。
旅行や美容サービスを頻繁に利用しない人にとって、ポイントアップの恩恵を受ける機会は限られます。
リクルート系サービスを使わず、ポイント効率を重視するユーザーには物足りない仕様といえます。
一部ブランドはETCカード発行手数料あり
リクルートカードでETCカードを発行する際、選択する国際ブランドによって手数料が発生します。
Visa・Mastercardブランドを選択した場合、ETCカード発行時に1,100円の手数料が必要です。
一方、JCBブランドでは発行手数料は無料となっています。

ETCカードの年会費自体は全ブランド無料ですが、初回発行時の1,100円は家計への負担となります。
既にVisa・Mastercardブランドでリクルートカードを保有している場合、ETCカード発行のためだけにJCBブランドへ切り替えることはできません。
高速道路を頻繁に利用する人にとって、初期費用の発生は見過ごせないデメリットです。
電子マネーチャージで月3万円超はポイント対象外
リクルートカードの電子マネーチャージで月間3万円を超えた分はポイント付与対象外となります。
3万円までは1.2%のポイントが獲得できますが、上限を超過すると還元率は0%に下がります。

楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージが対象です。
家族の交通費や日常の買い物で電子マネーを多用する人にとって、月3万円の制限は厳しい条件です。
特にSuicaで通勤定期券を購入する場合、1回で上限に達してしまう可能性があります。
ポイント有効期限が1年と少々短め
リクルートカードで獲得したリクルートポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得・利用した日から1年間です。
楽天ポイントやdポイントが実質無期限であることと比較すると、1年という期間は短いです。

カード利用頻度が低い人や、ポイントを貯め込む傾向がある人にとって、1年という有効期限は失効リスクを高めます。
特に年間数回しかカードを使わない場合、気付かないうちにポイントが消失している可能性があります。
ポイント獲得や利用のたびに有効期限が延長される仕組みのため、定期的な利用があれば問題ありません。
クレカ積立が非対応
リクルートカードは、証券会社でのクレジットカード積立投資に対応していません。
投資とポイ活を両立させたい人は、メインカードを変更するか、積立専用に他社カードを併用する必要があります。
資産形成とポイント獲得を効率的に進めたい現代の投資家ニーズに対応できていない点は、明確なデメリットといえるでしょう。
リクルートカードの利用が向いている人

リクルートカードは、日常的にクレジットカードを利用してポイントを効率的に貯めたい方に最適です。

特に月間3万円以上の支払いがある方なら、1.2%の高還元率により年間4,000円以上のポイントを獲得できます。
また、じゃらんやHot Pepper Beautyなどリクルートサービスを頻繁に利用する方、電子マネーでの決済が多い方には特にメリットが大きいです。
サービス連携で最大4.2%還元や電子マネーチャージでのポイント二重取りができます。
旅行保険も付帯しており、バランスの取れたカードを求める方におすすめです。
リクルートカードの利用が向いていない人

リクルートカードは、特定の利用パターンや重視するポイントによっては向いていない場合があります。
リクルートカードのポイントアップ店舗はじゃらんやホットペッパー系サービスに限定されています。

リクルートカードは、楽天カードやイオンカードのような豊富な特約店がないです。
リクルート系サービスを頻繁に利用しない方は、基本還元率1.2%以上の恩恵を受けにくくなります。
電子マネーを月3万円以上チャージする方、クレカの積立投資を検討している方にも不向きです。
より多くの特約店でのポイント優遇等を求める方は、他のカードを検討した方が良いでしょう。
まとめ
リクルートカードは年会費永年無料で1.2%の高還元率を実現し、リクルート系サービス利用時には最大4.2%還元を受けられるクレカです。
電子マネーチャージでのポイント二重取りや充実した旅行保険も付帯しており、ポイント重視の方にはメリットが大きいカードといえます。
一方で、ポイントアップ店舗がリクルート系サービスに限定されているデメリットがあります。
電子マネーチャージの月間上限、クレカ積立非対応といったデメリットもあるので、利用するかどうかを検討してください。
自身の利用パターンとカードの特性を照らし合わせて、最適な選択をすることが重要です。