楽天PINKカードのメリットとデメリットを解説!女性に特化した保険サービス付き


「普段から楽天市場で買い物をしていて、女性特有の保険について検討している私にとって、楽天PINKカードとの相性がいいらしい。
だけど楽天PINKカードのメリットもデメリットもわからない。
自分に合っているかどうかを判断したいから教えて!」
楽天市場でコスメや雑貨、ファッションアイテムなどを購入する際、楽天PINKカードを利用するのがおすすめです。
楽天PINKカードは女性向けの保険やライフスタイル応援サービスが利用でき、かつ楽天カードと同じ高還元率を維持します。
この記事では、楽天PINKカードのメリットとデメリットを解説します。
楽天ピンクカードの基本情報

まずは楽天ピンクカードの基本情報を確認しましょう。
楽天ピンクカードとは、楽天カード株式会社が運営している女性向けの楽天カードです。
男性でも申し込みができますが、女性向けの特典が充実しています。
基本情報でわかることは以下の3つです。
- 本会員も家族会員も年会費が無料
- 還元率が1.0%以上でやや高め
- 女性向けの保険サービスが充実
詳細情報は以下にまとめたので、参考にしてください。
クレジットカード名 | 楽天PINKカード |
年会費(本会員) | 永年無料 |
年会費(家族会員) | 永年無料 ※最大5枚まで発行可能 |
申込条件(本会員) | 18歳以上(高校生除く) |
申込条件(家族会員) | 18歳以上の生計を共にする配偶者・親・子 |
国際ブランド | VISA JCB Master card American Express |
ポイント名 | 楽天ポイント |
還元率 | 1.0%~3.0% |
付与率 | 100円(税込)につき1ポイント |
還元例 | 月10万円利用時:1,000ポイント獲得 ※楽天市場なら最大3,000ポイント獲得可能 |
発行スピード | 約1週間 |
国内旅行傷害保険 | なし |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピングセーフティ保険(国内) | なし |
ショッピングセーフティ保険(海外) | なし |
電子マネー対応 | 楽天Edy(発行手数料330円) 楽天ペイ Apple Pay Google Pay |
Webサービス | 楽天e-NAVI |
締め日 | 毎月末日 |
引き出し日 | 翌月27日 ※支払い日が金融機関休業日の場合は翌営業日 |
楽天ピンクカードのメリット

年会費が本会員も家族会員も永年無料
楽天ピンクカードの魅力は、本会員・家族会員ともに年会費が一切かからないことです。
楽天カードと同様で、楽天ピンクカードも維持費用を気にせずカードを持ち続けられます。

家族カードは配偶者や家族にもカードを発行してもらい、家族全員で楽天ポイントを効率的に貯められます。
年会費無料でありながら、コストパフォーマンスに優れたカードです。
長期間利用する上で経済的負担がないのは大きなメリットです。
楽天市場の利用で最大3%の高還元率
楽天ピンクカードを使って楽天市場で買い物をすると、最大3%の還元を受けられます。
内訳は通常の楽天会員特典に加えて、クレジットカード利用によるポイントが上乗せされます。

楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのキャンペーン時には、より多くのポイントを獲得するチャンスもあります。
日用品から家電、ファッションアイテムまで幅広い商品を楽天市場で購入する方にとってメリットです。
貯まったポイントは楽天グループの様々なサービスで利用できるため、ポイントの使い道も豊富です。
最高2,000万円までの海外旅行傷害保険が付帯
楽天ピンクカードには最高2,000万円までの海外旅行傷害保険が付帯されています。
そのため、海外旅行時の万が一の事態に備えることができます。

利用付帯の保険となっているため、旅行代金の一部を楽天ピンクカードで支払うこと適用条件です。
年会費無料のカードでありながら充実した保険内容は、大きな安心材料となります。
特に医療費が高額になりがちな国では、この保険があることで経済的なリスクを大幅に軽減できます。
旅行好きの方にとって、コストをかけずに安心を得られる特典です。
女性向けの手頃な保険サービスあり
楽天ピンクカードでは、女性特有のニーズに対応した手頃な保険サービスを提供しています。
「楽天PINKサポート」では、乳がん・子宮がん・卵巣がんといった女性特有のがんに対する手術保険金や、ケガによる入院保険金などが受けられます。
また、月額500円の「楽天PINKライフサポート」では、個人賠償責任や携行品損害、ストーカー行為等対応費用など、日常生活での様々なリスクをカバーしています。

これらの保険は楽天ピンクカード会員専用の特別料金で提供されています。
一般的な保険と比較して、リーズナブルな価格設定です。
女性のライフステージに合わせて必要な保障を選択でき、既存の保険を見直すきっかけにもなります。
手軽な保険料で安心を手に入れられるのは、楽天ピンクカードならではの魅力的なサービスです。
通常カードにはないピンクデザインあり
楽天ピンクカードは、通常の楽天カードにはない特別なピンクデザインが選択できる点が大きな魅力です。
カードデザインは女性らしさを演出しながらも派手すぎず、ビジネスシーンでも使いやすい落ち着いた色合いに仕上がっています。

お財布から取り出した際に美しいデザインが目を引き、持っているだけで気分が上がります。
ピンクデザイン以外にも、お買いものパンダデザインやバルセロナデザインなど、複数のデザインオプションから選べます。
楽天ポイントで支払いサービス
楽天ピンクカードで貯めた楽天ポイントは支払いに充当できます。
楽天市場でのお買い物はもちろん、楽天ペイも1ポイント=1円として現金同様に使用できます。

貯めたポイントを街中のコンビニや飲食店、ドラッグストアなどで支払いに使えます。
また、楽天カードの利用代金に対してポイントで支払う「ポイントで支払いサービス」も利用できます。
さらに楽天トラベルでの宿泊費や楽天モバイルの月額料金、楽天でんきの電気代など、楽天グループの幅広いサービスでポイント決済ができます。
楽天ピンクカードのデメリット

楽天ETCカードの年会費が550円(税込)
楽天ピンクカードを利用する際の注意点として、楽天ETCカードには年会費550円(税込)がかかることが挙げられます。
通常の楽天カードでも同様ですが、ETCカードを追加発行する場合は別途年会費が必要となります。
ただし、楽天PointClubの会員ランクがプラチナ会員以上であれば、ETCカード年会費が無料になる特典があります。

楽天の会員ランクは低い順からレギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドです。
プラチナ会員になるには、過去6ヶ月で2,000ポイント以上獲得し、かつ15回以上ポイントを獲得する必要があります。
高速道路を頻繁に利用しない方や、年会費を抑えたい方にとっては、この550円の負担がデメリットと感じられるかもしれません。
国内旅行保険とショッピング保険の付帯なし
楽天ピンクカードには、国内旅行保険とショッピング保険が付帯されていないことが大きなデメリットの一つです。
海外旅行傷害保険は最高2,000万円まで付帯されているものの、国内旅行時の事故や怪我については保険適用外となります。
また、カードで購入した商品の破損や盗難を補償するショッピング保険もなく、高額商品を購入する際のリスク軽減は期待できません。
月額サービスは330円(税込)の有料オプション
楽天ピンクカードの「PINK PREMIUM SERVICES」は、月額330円(税込)の有料オプションとなっています。
サービスには美容・健康、エンタメ、ライフスタイルの3つのカテゴリから選択できる特典が含まれています。

年間では3,960円の追加費用となるため、特典を十分に活用できない場合は割高に感じられる可能性があります。
カード発行後は最大2ヶ月間は無料ですが、その後は継続的な費用負担が発生します。
月額サービスの利用価値を慎重に検討し、自分のライフスタイルに合うかどうかを判断してください。
デザインがピンク色に限定
楽天ピンクカードは名前の通り、カードデザインがピンク色に限定されているデメリットがあります。
ピンク色のデザインを好まない方や、シンプルなデザインを求める方にとっては、選択肢が制限されます。

通常の楽天カードではシルバー、ピンク、レッド、ブラックの4色から選択できるのに対し、楽天ピンクカードはピンク色のみとなっています。
また、男性の方や年配の方の中には、ピンク色のカードを持つことに抵抗を感じる場合もあるでしょう。
カードは日常的に使用するので、申込をする際は十分に検討してください。
女性向けの保険だから男性に不向き
楽天ピンクカードの「楽天PINKサポート」は女性特有の疾病に特化した保険サービスとなっています。
そのため、男性にとってはメリットが少ないです。

保険内容は乳がんや子宮筋腫など、女性特有の病気による入院・手術を補償するものです。
男性が加入してもほとんど恩恵を受けることができません。
楽天ピンクカード自体は男性でも申し込み可能ですが、男性用の保険が用意されていません。
保険を重視する男性は楽天ピンクカードではなく、保険会社のサービスに申し込みをしてください。
ディズニーデザインカードの国際ブランドはJCBのみ
楽天ピンクカードのディズニーデザインを選択する場合、国際ブランドがJCBのみに限定されるデメリットがあります。

通常の楽天ピンクカードではVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4つの国際ブランドから選択できますが、ディズニーデザインではJCBしか選べません。
JCBは国内では高い加盟店数を誇るものの、海外での利用時には使えない店舗やサービスが存在する場合があります。
特に海外旅行や出張が多い方にとっては、VisaやMastercardと比較して利用できる場面が制限される可能性があります。
楽天カードからの切り替え手数料1,100円(税込)が発生
既に楽天カードを保有している方が楽天ピンクカードに切り替える際には、手数料として1,100円(税込)が発生します。
楽天ピンクカードの切り替えを検討している方にとっては、追加の料金が負担となります。

この手数料は、カード番号や有効期限が変更されることに伴う事務処理費用として設定されています。
また、カード番号が変わることで、公共料金やサブスクリプションサービスなどの自動引き落とし設定を全て変更する手間も発生します。
楽天ピンクカードの特典やサービスが1,100円の手数料と手続きの手間に見合う価値があるかどうか、慎重に判断しましょう。
楽天ピンクカードの利用が向いている人

楽天ピンクカードは、楽天サービスを頻繁に利用する女性に特に適したクレジットカードです。
楽天市場での買い物が多い方は最大3%の高還元率でポイントを効率的に貯められ、年会費永年無料なので維持コストがありません。
海外旅行をする機会がある方には最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されており、安心して旅行を楽しめます。
また、貯めた楽天ポイントを楽天ペイや各種楽天サービスで積極的に活用したい方にとって、メリットの大きいカードです。
楽天ピンクカードの利用が向いていない人

楽天サービスをほとんど利用しない人は、楽天ピンクカードの利用が向いていません。
楽天市場での買い物が少ない場合、高還元率のメリットを活かせません。
また、国内旅行が多い方やショッピング保険は付帯されないです。
ETCカードが必要でプラチナ会員になれない方は年会費550円の負担が発生し、月額330円のオプションサービスを活用しない方には割高に感じられます。
ピンクデザインに抵抗がある方や、ビジネスシーンでシンプルなカードを使いたい方にも適していません。
特に男性の場合、女性特有の疾病保険しかないため付加価値が低いです。
まとめ
楽天ピンクカードは、年会費永年無料でありながら楽天市場で最大3%の高還元率を得られるクレジットカードです。
女性向けの保険サービスや可愛らしいデザインに魅力があります。

海外旅行傷害保険も付帯されており、楽天サービスを頻繁に利用する女性にはメリットの大きいカードといえます。
一方で、国内旅行保険やショッピング保険の付帯がなく、ETCカード年会費や月額オプションサービスなど追加費用が発生する点には注意が必要です。
また、デザインがピンク色に限定されることや、男性には恩恵の少ない女性特化の保険内容も考慮すべきポイントです。
楽天経済圏をよく利用し、女性向けサービスに魅力を感じる方には最適ですが、そうでない場合は他のカードとの比較検討をおすすめします。