楽天カードのメリットとデメリットを解説!100円で1ポイントつく高い還元率のクレカ


「楽天カードって年会費無料でポイントが貯まりやすいって聞くけど、本当にお得なの?
デメリットもあるって噂を聞いたことがあるし、実際のところどうなんだろう..」
楽天カードは2025年3月末時点で、3,221万枚も発行しました。
日本人の4人に1人近くが持っているほど人気の高いクレジットカードです。
楽天カードには確かに優れた特徴がある一方で、知っておくべき点もあります。
この記事では、楽天カードの具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。
楽天カードが本当にあなたのライフスタイルに合うカードなのか、一緒に確認していきましょう。
楽天カードの基本情報

楽天カードは、楽天カード株式会社が提供するクレジットカードです。
基本スペックが高く、カードデザインが豊富なので、初めての1枚におすすめです。
具体的な基本情報は以下の3つです。
- 年会費が永年無料
- 100円(税込)につき1ポイント
- 楽天グループサービスが豊富

基本情報を以下にまとめたので、確認してみましょう。
クレジットカード名 | 楽天カード |
---|---|
年会費(本会員) | 永年無料 |
年会費(家族会員) | 永年無料 |
申込対象(本会員) | 18歳以上(高校生を除く) |
申込対象(家族会員) | 18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁の相手方・同性パートナー含む) ※両親・子供に限ります |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB American Express |
ポイント名 | 楽天ポイント |
還元率 | 1.0% |
付与率 | 100円(税込)につき1ポイント |
還元例 | 楽天市場で買い物をするとポイントが+2倍 |
発行スピード | 不明 ※多く見積もって2週間程度 |
国内旅行傷害保険 | なし |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピングガード保険(国内) | なし |
ショッピングガード保険(海外) | なし |
電子マネー対応 | ・楽天Edy ・iD ・QUICPay ・Apple Pay ・Google Pay |
Webサービス | 楽天e-NAVI |
締め日 | 毎月末日 |
引き出し日 | 翌月27日 |
楽天カードのメリット

ポイント還元率が1.0%と高く、最大3.0%までアップ
楽天カードは基本還元率が高く、100円につき1ポイントもたまります。
つまり、ポイント還元率が1.0%です。

多くのクレジットカードは基本還元率が0.5%なので、1.0%ももらえるのは嬉しいサービスですね!
さらに、楽天市場で買い物をすると、SPUによって基本還元率の3倍のポイントが得られます。
SPUとは、スーパーポイントアッププログラムのことです。
内訳は以下の通りです。
還元率の内訳 | 詳細 ※全て100円につき1ポイント |
---|---|
楽天カードの通常分1倍 | 楽天市場での楽天カードを利用(通常ポイント) |
楽天カードの特典分1倍 | 楽天市場での楽天カードを利用(期間限定ポイント) ※消費税・送料・ラッピング料を除く |
楽天市場の利用分1倍 | 楽天市場での商品ごとの税抜き購入金額(通常ポイント) ※購入金額はクーポン利用後 |
SPUは対象サービスが多いです。
楽天モバイルや楽天証券など、楽天グループのサービスを利用する人はぜひチェックしてください。

楽天カードが初めての人は、楽天グループの3つのキャッシュレス決済を活用するのがおすすめです!
楽天グループの3つのキャッシュ決済 | 活用方法 |
---|---|
楽天ペイアプリ | 楽天カードを登録して決済すると最大1.5%還元 |
楽天ポイントカード | 楽天ポイントカードの提示と 楽天カードの支払いでポイント二重ドリ |
楽天Edy | 楽天カードからのチャージで200円につき1ポイント+ Edy機能の利用で200円につき1ポイント |
楽天ポイントがたまるサービスが豊富
楽天カードは楽天ポイントがたまるサービスが豊富です。
基本的に100円(税込)につき1ポイントたまりますが、サービスによっては1%を超えるポイントがもらえます。
カテゴリーは全部で8つ、サービスの内訳は58個もあります。
ポイント付与条件を確認して、サービスの利用を検討してください。
楽天ポイントの使いやすさ
たまったポイントは1ポイント=1円として活用できる使いやすさがあります。
月々の出費に充当したり、ポイント運用したり、使い道が豊富です。
ポイントの活用の仕方を紹介するので、以下を参考にしてください。
年会費が永年無料だから翌年度から有料になる心配なし
楽天カードは年会費がかからず、永年無料で利用できます。
「翌年度から有料」の条件がないので、維持コストがかかる心配がありません。
楽天カードのデメリット

会員ランクがゴールド以下ならETC年会費が550円(税込)かかる
楽天カードでETCカードを付帯する場合、会員ランクがゴールド以下なら550円(税込)かかるデメリットがあります。

つまり、会員ランクがプラチナまたはダイヤモンドの人は無料です。
会員ランク | ETCの年会費 | ランクアップ条件 |
---|---|---|
レギュラー | 550円(税込) | – |
シルバー | 550円(税込) | 過去6ヶ月で200ポイント以上 かつ2回以上ポイントを獲得 |
ゴールド | 550円(税込) | 過去6ヶ月で700ポイント以上 かつ7回以上ポイントを獲得 |
プラチナ | 無料 | 過去6ヶ月で2,000ポイント以上 かつ15回以上ポイントを獲得 |
ダイヤモンド | 無料 | 過去6ヶ月で4,000ポイント以上 かつ30回以上ポイントを獲得 かつ楽天カードを保有 |
年会費の支払いを避けたい人は、ランクアップ条件を満たす必要があります。
獲得ポイント数と獲得回数が条件になるので、まずはプラチナランクを目指してください。

プラチナランクに達成するために月平均で計算してみますね。
ポイント数:2,000ポイント ÷ 6か月 = 約333.3ポイント/月
→ 月334ポイント以上が必要
獲得回数:15回 ÷ 6か月 = 2.5回/月
→ 月3回以上のポイント獲得が必要
金額換算:100円で1ポイントなので、
月334ポイント = 月33,400円以上の利用が必要

つまり、毎月33,400円以上を3回以上に分けて利用すれば、6か月後にランク条件を満たせます。
「毎月そこまで支出しない」という人は、プラチナランクに到達するのが難しいです。
ポイントの有効期限が統一されていない
楽天カードは通常ポイントと期間限定ポイントの2種類があります。
通常ポイントの有効期限は最後にポイントを獲得した月を含めた1年間で、期間内に1度でもポイントを獲得すれば有効期限が延長されます。
期間限定ポイントは明確な期間が定まっていません。
期間限定ポイントは早いと1ヶ月以内で終了するものがあるので、すぐに使い切るのをおすすめします。

期間限定ポイントは、それぞれ決まった有効期限が決まっています。
有効期限が過ぎれば、自動的にポイントが失効されます。
ポイントの有効期限はポイント実績から確認してください。
楽天PointClubアプリをダウンロードし通知機能を使えば、ポイントが失効する前にお知らせを受け取れます。
カード利用獲得ポイントの還元率が利用先によって異なる
楽天カードは通常100円につき1ポイントの進呈ですが、利用先によって還元率が異なります。
そのため、思っていたよりも得られるポイントが少なくなる場合があります。
還元率は500円の利用につき1ポイント進呈、または200円の利用につき1ポイント進呈の2つです。
ポイント還元率 | 利用先 |
---|---|
500円の利用につき 1ポイント進呈 →0.2% | 電気料金 ガス料金 水道料金 自動車税(軽自動車税を含む) 固定資産税 都市計画税 法人税 地方法人税 贈与税 源泉所得税 住民税 国民年金保険料 Yahoo!公金支払い 地方税共同機構(eLTAX) NHK放送受信料 |
200円の利用につき 1ポイント進呈 →0.5% | 生命保険 損害保険 傷害保険 医療保険 携帯電話料金 通信費 海外での取引 海外の事業者またはその関連会社が日本国内で行うインターネット上の取引 |
なお、カード年会費や楽天ETCカード年会費、明細書発行費用などはポイント進呈の対象外です。
基本的に買い物をするときに、100円につき1ポイントの進呈がされると覚えておきましょう。
楽天カードの利用が向いている人

楽天カードは、楽天市場やその他の楽天サービスを頻繁に利用する人に最適です。
基本還元率1.0%の高さに加え、楽天市場では最大3.0%の還元が受けられるため、楽天経済圏をよく使う方ほどメリットが大きくなります。
また、楽天ペイや楽天Edyなどキャッシュレス決済を日常的に使う人、楽天モバイルや楽天証券といった楽天グループのサービスを複数利用している人にもおすすめです。
年会費が永年無料なので、クレジットカードの維持費を抑えたい方や、初めてクレジットカードを持つ方にも向いています。
貯まったポイントは1ポイント1円で様々な楽天サービスに使えるため、ポイントを無駄なく活用したい人にも最適なカードといえるでしょう。
楽天カードの利用が向いていない人

公共料金等のポイント還元率は低い傾向にあるため、そこを重視したい人は別のカードを検討したほうがいいでしょう。
楽天カードは公共料金の還元率が0.2%に下がっているため、電気・ガス・水道料金の支払いでポイントを効率的に貯めたい人には不向きです。
また、ETCカードは通常年会費550円がかかるため、高速道路を頻繁に利用し、ETCカードの年会費を無料にしたい人には適していません。
まとめ
楽天カードは基本還元率1.0%と年会費永年無料という優れた特徴を持つクレジットカードです。
楽天市場では最大3.0%の高還元が受けられ、楽天グループのサービスを多く利用する人ほどメリットが大きくなります。
貯まったポイントは1ポイント1円で様々な楽天サービスに使えるため、使い勝手も抜群です。
一方で、公共料金の支払いでは還元率が0.2%に下がり、ETCカードは年会費550円がかかるなどのデメリットもあります。
期間限定ポイントの有効期限管理も必要です。
楽天カードは楽天経済圏をよく利用し、キャッシュレス決済を日常的に使う人に最適なカードです。
年会費無料で維持しやすいため、初めてのクレジットカードとしてもおすすめできます。
自分のライフスタイルと照らし合わせて、楽天カードがあなたに合うかどうか検討してみてください。