学生専用ライフカードのメリットとデメリットを解説!海外キャッシングで4%がキャッシュバック


「学生専用ライフカードって本当にお得なの?
他の学生向けカードと何が違うの?
学生専用ライフカードのメリットもデメリットもわからない。
自分に合っているかどうかを判断したいから教えて!」
学生専用ライフカードは、文字通り、学生専用のお得なメリットがあるクレジットカードです。
海外利用分の4%がキャッシュバックされるので、海外旅行や留学を予定している学生に人気です。
ただし、学生に特化している分、サービスや条件が絞り込まれていて利用が向いていない人もいます。
この記事では、学生専用ライフカードのメリットとデメリットを解説します。
学生専用ライフカードの基本情報

まずは学生専用ライフカードの基本情報を確認しましょう。
学生専用ライフカードとは、ライフカード株式会社が運営する学生に特化したクレジットカードです。
基本情報でわかることは以下の3つです。
- 海外利用分4%キャッシュバック
- 海外旅行保険が自動付帯
- 年会費無料の学生限定クレカ
詳細情報は以下にまとめたので、参考にしてください。
クレジットカード名 | 学生専用ライフカード |
年会費(本会員) | 永年無料 |
年会費(家族会員) | 発行不可 |
申込条件(本会員) | 満18歳以上満25歳以下の学生 (大学・大学院・短期大学・専門学校在学中) ※高校生除く ※進学予定の満18歳以上の高校生は卒業年の1月以降から申込可能 |
申込条件(家族会員) | 発行不可 |
国際ブランド | VISA JCB Master card |
ポイント名 | LIFEサンクスポイント |
還元率 | 0.5%(通常利用時) 0.75%(入会後1年間) 1.5%(誕生日月) |
付与率 | 1,000円(税込)につき1ポイント |
還元例 | 1ポイント=5円相当 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国内旅行傷害保険 | なし |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピングガード保険(国内) | なし |
ショッピングガード保険(海外) | なし |
電子マネー対応 | Apple Pay Google Pay iD(ライフカードiD) |
Webサービス | LIFE-Web Desk |
締め日 | ショッピング:毎月5日 キャッシング:月末 |
引き出し日 | 金融機関により異なる ・ゆうちょ銀行:翌月26日 ・その他多くの金融機関:翌月27日または翌月3日 ※金融機関休業日の場合は翌営業日 |
学生専用ライフカードのメリット

年会費が永年無料
学生専用ライフカードの最大の魅力は、年会費が永年無料である点です。
一般的なクレジットカードでは、翌年から年会費が発生する場合があります。
しかし、学生専用ライフカードは学生である限り、卒業後も継続して無料で利用できます。
年会費無料でありながら、ポイント還元システムや各種保険サービスなど充実した特典が用意されており、学生にとって経済的負担がありません。
海外利用で4%キャッシュバック
学生専用ライフカードの最大の特典は、海外旅行先でのカード利用総額の4%にあたる現金がカードの登録口座にキャッシュバックされるサービスです。
一般的なクレジットカードの海外利用還元率は1%程度が相場ですが、学生専用ライフカードの4%というのは高還元率です。

長期の旅行や高額な買い物をする人にピッタリですね!
サービスを利用するには、事前にLIFE-Web Deskからのエントリーが必要です。
海外旅行保険2,000万円が自動付帯
学生専用ライフカードには、最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯されています。
年会費無料のクレジットカードとしては、充実した補償内容です。

年会費無料のカードでは海外旅行保険が付帯していないか、補償額が限定的なケースが多いです。
しかし、この2,000万円という補償額は同クラスの中でも高水準です。
特に注目すべき点は「自動付帯」である点です。
旅行代金をカードで支払わなくても、カードを持っているだけで保険が適用されます。
学生の海外旅行や留学において、急な病気やケガなどのトラブルは予期せぬ高額な医療費が発生します。
海外旅行保険があることで、安心して海外体験を楽しめます。
誕生日月のポイントは3倍
学生専用ライフカードの魅力的な特典の一つが、誕生日月の獲得ポイントが3倍になるサービスです。
通常のポイント還元率0.5%が誕生日月には1.5%まで跳ね上がります。

誕生日月を狙って大きな買い物やまとめ買いをすることで、効率的にポイントが貯まります。
入会後1年間ポイント1.5倍
学生専用ライフカードに入会すると、入会後1年間はポイント獲得率が1.5倍になる新規入会者向けの特典が適用されます。
通常のポイント還元率0.5%が0.75%にアップするため、カードを使い始めた最初の1年間はより効率的にポイントが貯まります。

誕生日月と重なれば、さらにポイントが貯まります。
入会直後から日常的な買い物や支払いでお得感を実感できるため、学生生活のあらゆる場面でポイントアップを狙えます。
また、誕生日月のポイント3倍特典と組み合わせることで、さらに高いポイント還元も期待できる魅力的な特典です。
ステージ制プログラムで還元率アップ
学生専用ライフカードには、年間利用額に応じて翌年のポイント還元率がアップするステージ制プログラムが導入されています。
- 50万円以上の利用で翌年のポイントが1.5倍(還元率0.75%)
- 100万円以上で1.8倍(還元率0.9%)
- 200万円以上で2.0倍(還元率1.0%)
学生の一般的な年間支出を考えると、50万円は月平均約4万円程度の利用で達成可能な現実的な目標といえます。
授業料や教材費、生活費など日常的な支払いをカードに集約することで自然とステージアップを目指せます。
ポイント有効期限が最大5年
学生専用ライフカードで貯まる「LIFEサンクスポイント」の有効期限は、最大5年までです。
通常は2年間ですが、繰越手続きをすることで有効期限を引き延ばせます。
サンクスポイントの有効期限有効期限は最大5年間です。獲得したポイントは1年目終了時に「自動繰越」されます。2年目以降は、毎年「繰越手続き」をすることにより、ポイント有効期間は最大3年間繰越できます。
引用元:ライフカード公式サイト
繰越手続きは比較的簡単です。
期限が近づく前に手続きをして、貯めたポイントを無駄にしないようにしましょう。
- 繰り越ししたいカードを選択
- スクロールして「ポイントを繰り越す」を押下
ただし、以下の時間帯はシステムメンテナンスにより、手続きができないので注意してください。
- 毎日5:00~6:00間の数分間
- 毎月末22:00~翌日7:00(ポイント照会も中止)
一般的なクレカより審査難易度が低い
学生専用ライフカードは、学生のみが利用できるクレジットカードです。
そのため、一般的なクレジットカードと比較して審査難易度が低く設定されています。

学生は社会人並みの信用力がないので、審査で不利になりやすい。
だけど学生という身分の特性を理解した上で提供しているサービスだから、一般的なクレカより審査に対して柔軟に対応してくれる期待ができるね。
一般的なクレジットカードの審査では安定した収入や勤続年数、過去のクレジット利用履歴などが重視されます。
初めてクレジットカードを作る学生にとって、おすすめのカードです。
発行スピードが最短2営業日
学生専用ライフカードの発行スピードは最短2営業日です。
発行まで1週間ほどかかるクレジットカードが多い中、迅速に対応してくれます。

急にクレジットカードが必要になった学生や旅行の予定が迫っている場合でも、スムーズに手続きを進められます。
海外旅行前にクレジットカードの準備を忘れていた場合でも間に合う可能性が高く、現地での支払い手段を確保できます。
学生専用ライフカードのデメリット

26歳以上の学生は申込不可
学生専用ライフカードの申込資格は「満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方」です。
つまり、26歳以上の学生は申込できません。

社会人経験後の大学院進学者や、医学部・薬学部などの6年制学部で26歳を超える学生、留学や休学により卒業が遅れた学生は対象外となります。
また、25歳を超えた時点で自動的に一般のライフカードに切り替わるため、学生身分を維持していても学生専用の特典は利用できなくなります。
大学院生や社会人学生にとっては、学生であっても学生向けクレジットカードの恩恵を受けられません。
通常時のポイント還元率は0.5%で低い
学生専用ライフカードの通常時のポイント還元率は0.5%です。
他社には年会費無料でも1.0%還元を実現するカードが存在するため、0.5%という還元率は低水準です。

日常的にカードを利用する学生にとって、還元率の差は長期的に大きな差となって現れます。
年間50万円をカード利用した場合、0.5%還元では2,500円相当のポイントです。
一方、1.0%還元のカードなら5,000円相当となり、差は2,500円にもなります。
利用限度額が30万円で低い
学生専用ライフカードの総利用枠は、入会審査によって5~30万円の間で個別に決定されます。
他社の年会費無料クレジットカードには利用上限を100万円に設定しているものもあるため、最大30万円という利用上限は低水準といえます。

海外旅行や留学時に高額決済する際は、利用限度額が低い影響を受けますね。
航空券代、宿泊費、現地での生活費などをまとめて支払う場合、30万円という枠では不足する可能性があります。
分割払いを利用する場合でも、商品代金の総額が限度額以内である必要があります。
そのため、まとまった支出が必要な場合には事前の計画が重要になります。
家族カードが発行できない
学生専用ライフカードは家族カードの発行ができないため、一枚のカードで決済できるのは本人のみとなります。
家族カードがあれば本会員と同じ特典を共有できますが、学生専用ライフカードにはありません。

4%海外キャッシュバックや自動付帯の海外旅行保険は、カード本人のみが享受できる特典となります。
国内旅行保険とショッピング保険が付帯していない
学生専用ライフカードには、国内旅行保険とショッピング保険が付帯していません。
サークル活動やゼミ旅行、友人との旅行など国内旅行の機会が多い学生にとって、事故やケガ、病気に対する国内旅行保険の補償を受けることができません。
また、ショッピング保険が付帯していないので、カードで購入した商品が破損や盗難に遭った場合の補償がありません。
万が一の際は自己責任で管理する必要があります。
学生限定の特典は入会時に申請した卒業予定年の3月末日で終了
学生専用ライフカードの学生限定特典は、入会時に申請した卒業予定年の3月末日で自動的に終了となります。
卒業と同時になくなるのは以下の特典で、通常のライフカードと同等の0.5%還元率に戻ってしまいます。
- 海外利用時の4%キャッシュバック
- 誕生日月のポイント3倍
- 入会後1年間のポイント1.5倍
- ステージ制プログラム
卒業後は学生専用ライフカードから、年会費無料のライフカードへ自動で切り替わります。
特別な手続きが不要で、LIFE-Web Deskやサンクスポイントなどの契約情報も引き継がれます。
海外特典を活用しないとメリットが薄い
学生専用ライフカードの最大の魅力は、海外利用時の5%キャッシュバックや海外旅行傷害保険です。
しかし、海外旅行や留学の予定がない学生には活用機会がありません。
海外での利用機会が少ない学生で主に国内での利用を想定している場合は、他の学生向けクレカを検討した方が実質的なメリットを得られるでしょう。
キャッシュバックには事前申込が必要
学生専用ライフカードの海外4%キャッシュバックは、出発前にLIFE-Web Deskから事前エントリーが必要です。
事前申込を忘れると、海外でカードを利用してもキャッシュバック対象外となります。
急な海外旅行や出張時は、出発前の準備で事前エントリーを忘れがちなので、忘れずにエントリーしておきましょう。
学生専用ライフカードの利用が向いている人

学生専用ライフカードは、海外旅行や留学を予定している学生に最も適しています。
海外利用時の4%キャッシュバックと最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯されています。

年会費永年無料でありながら充実した海外特典を受けられるのは大きな魅力です。
また、初めてクレジットカードを作る学生にもおすすめです。
一般的なクレジットカードより審査難易度が低く、アルバイト収入程度でも申込可能で、最短2営業日での発行も可能です。
入会後1年間はポイント1.5倍、誕生日月は3倍になるため、カード利用に慣れながらお得にポイントを貯められます。
年間50万円以上カードを利用する学生であれば、ステージ制プログラムで翌年の還元率がアップし、長期的にメリットを享受できます。
学生専用ライフカードの利用が向いていない人

学生専用ライフカードは、海外旅行や留学の予定がない学生には向いていません。

最大の特典である4%海外キャッシュバックと海外旅行保険を活用できず、通常時の還元率は0.5%と低水準のため、国内利用中心では他の高還元率カードの方がお得です。
また、利用限度額が最大30万円と低く、まとまった支出が多い学生や高額な決済を希望する場合には不便です。
国内旅行保険やショッピング保険も付帯していないため、国内での保険適用を重視する学生には物足りません。
まとめ
学生専用ライフカードは、海外旅行や留学を予定している学生にとって魅力的なクレジットカードです。
4%という高還元率の海外キャッシュバックと最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯されており、年会費永年無料でこれらの特典を利用できるのは大きなメリットといえます。
一方で、海外特典を活用しない学生にとっては通常還元率0.5%と低く、国内利用中心では他のカードの方がお得になる可能性があります。
また、利用限度額が最大30万円と低い点や、26歳以上の学生は申込対象外となる点も注意が必要です。
自分の学生生活で海外経験を予定しているかどうか、カードをどのような場面で活用したいかを明確にした上で、学生専用ライフカードが自分に適しているかを判断することが重要です。