au PAYカードのメリットとデメリットを解説!年会費無料で基本還元率1%のクレカ


「普段からau PAYマーケットで買い物をしている私にとって、au PAYカードとの相性がいいらしい。
だけどau PAYカードのメリットもデメリットもわからない。自分に合っているかどうかを判断したいから教えて!」
普段のお買い物や公共料金の支払いなど、au PAYカードを利用するのがおすすめです。
au PAYカードは年会費無料でありながら海外旅行保険が利用付帯され、ショッピング保険も充実しています。
一般的なクレジットカードに比べて保険の適用範囲が広く、au PAYカードならではのメリットです。
この記事では、au PAYカードのメリットとデメリットを解説します。
au PAYカードの基本情報

まずはau PAYカードの基本情報を確認しましょう。
au PAYカードの運営会社はauフィナンシャルサービス株式会社です。
基本情報でわかることは以下の3つです。
- 年会費が本会員も家族会員も無料
- au iDを持っていなくても申込可能
- 100円(税込)で1ポイントたまる
詳細情報は以下にまとめたので、参考にしてください。
クレジットカード名 | au PAYカード |
年会費(本会員) | 永年無料 |
年会費(家族会員) | 無料 |
申込条件(本会員) | ・個人でご利用のau IDをお持ちの方 ・満18歳以上(高校生除く) ・ご本人または配偶者に定期収入のある方※学生の方は定期収入の有無にかかわらず申込可能 |
申込条件(家族会員) | ・個人でご利用のau IDをお持ちの方 ・満18歳以上(高校生除く)のご家族 ※本会員が学生の場合、家族カードの発行不可 |
国際ブランド | VISA Master card American Express |
ポイント名 | Pontaポイント |
還元率 | 1.0% |
付与率 | 100円(税込)につき1ポイント |
還元例 | ・通常利用:1.0% ・au PAYマーケット:最大16% ・au PAY残高へのチャージ:1.0% ・au PAY利用:0.5%(チャージ+利用で実質1.5%) |
発行スピード | 最短4日 |
国内旅行傷害保険 | なし |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) ※旅行費用をau PAYカードで事前決済した場合のみ |
ショッピングセーフティ保険(国内) | 年間100万円まで ※購入日から90日間補償 |
ショッピングセーフティ保険(海外) | 年間100万円まで ※購入日から90日間補償 |
電子マネー対応 | ・QUICPay ・Apple Pay ・Google Pay |
Webサービス | ・au PAYカード会員専用サイト ・au PAYカードアプリ |
締め日 | 毎月15日 |
引き出し日 | 翌月10日 ※支払い日が土日祝日の場合は翌営業日 |
au PAYカードのメリット

100円で1ポイントたまるポイント還元率
au PAYカードの魅力は、100円(税込)ごとに1Pontaポイントが貯まる高いポイント還元率です。
一般的なクレジットカードの還元率が0.5%程度に対して、1%という数字は高い還元率です。
貯まったPontaポイントは幅広い用途で活用できます。
項目 | au PAYカード | 一般的な クレジットカード |
---|---|---|
基本還元率 | 1.0% | 0.5% |
au PAYマーケット | 最大10% | 通常還元率 |
公共料金 | 1.0% | 0.5%または対象外 |
年会費 | 無料 | 有料の場合もあり |
特にau PAYマーケットでは最大10%のポイント還元を受けられるため、ネットショッピングを頻繁に利用する方に最適です。
また、公共料金や携帯電話料金、税金の支払いなど、通常ポイントが付かない支払いでも1%のポイントが貯まります。

効率的にポイントを蓄積できますね。
1Pontaポイント=1円相当として、提携店やサービスで使えます。
年会費は本会員も家族会員も無料
au PAYカードは本会員・家族会員ともに年会費が永年無料で利用できます。
維持費を気にせず、長期間利用できるのは魅力的な点です。
家族カードも無料で発行できるため、配偶者や子ども(18歳以上)の分も追加コストなしで持てます。
カード種別 | au PAYカード | 一般的な ゴールドカード |
---|---|---|
本会員 | 永年無料 | 10,000円前後 |
家族会員 | 永年無料 | 1~2枚目無料 3枚目以降有料 |
家族全員でPontaポイントを効率的に貯められ、支払いは本会員の口座にまとめられるため家計管理もシンプルになります。

初回カード発行手数料や切り替え手数料も基本的に無料なので、気軽に申し込みできるクレジットカードです。
長期間使い続けても負担がないため、メインカードとしても安心して利用できます。
au PAYとの連携して買い物ができる
au PAYカードとau PAYアプリを連携させることで、より便利でお得な決済が可能になります。
au PAYカードからau PAY残高にチャージすると1%、さらにau PAYでの支払い時にも0.5%のポイントが付与されます。
つまり、合計1.5%の高還元を実現できます。
利用方法 | ポイント還元率 | 合計還元率 |
---|---|---|
au PAYカード →au PAY残高チャージ | 1.0% | – |
au PAY決済 | 0.5% | 1.5% |
au PAYカード直接利用 | 1.0% | 1.0% |
au PAYはコンビニ、スーパー、飲食店など全国約380万カ所で利用できます。
スマートフォンをかざすだけで簡単に決済完了します。
現金を持ち歩く必要がなく、レジでの支払いもスムーズです。
- コンビニ: セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート
- スーパー: イオン、西友、ライフ
- 飲食店: マクドナルド、スターバックス、吉野家
- ドラッグストア: マツモトキヨシ、ウエルシア
- 家電量販店: ヨドバシカメラ、ビックカメラ
また、au PAYでは定期的にお得なキャンペーンが開催されているので、公式サイトやアプリで確認してください。
特定の店舗で利用すれば、数十%の還元を受けられることもあります。
カード番号と有効期限を裏面に記載
au PAYカードは、カード番号と有効期限を裏面に記載する「ナンバーレスデザイン」を採用しています。

裏面記載により、盗み見やスキミングのリスクを大幅に軽減できます。
従来のクレジットカードは表面にカード番号が印字されているため、au PAYカードは他人に見られるリスクがありません。
従来カード | au PAYカード(ナンバーレス) |
---|---|
表面にカード番号記載 | 裏面にカード番号記載 |
盗み見リスクあり | 盗み見リスク軽減 |
スキミング被害の可能性 | スキミング対策強化 |
紛失時の即座悪用リスク | 紛失時の悪用リスク低減 |
また、表面がシンプルなデザインになることで、スタイリッシュな見た目になっています。

万が一カードを紛失しても、不正利用の防止効果が期待できます。
オンラインショッピング時は裏面確認が必要になるので、公式サイトやアプリで確認してください。
海外旅行あんしん保険が最大2,000万円
au PAYカードには海外旅行あんしん保険が付帯しており、最大2,000万円の補償を受けられます。
年会費無料のクレジットカードでこれだけの補償額があるのは魅力的です。

海外旅行時の万が一の事故や病気に備えられます。
ただし、「利用付帯」のため、旅行代金の一部(航空券、ツアー料金、空港までの交通費など)をau PAYカードで支払うことが条件です。
自動付帯ではない点は注意が必要ですが、条件を満たせば充実した補償内容を受けられます。
au PAYカードのデメリット

Pontaポイントの有効期限は最後の利用から1年間
au PAYカードで貯まるPontaポイントの有効期限は「最後の利用から1年間」となっています。

定期的に利用しないと、ポイントが失効してしまうデメリットがあります。
他のクレジットカードのポイントプログラムでは2~3年の有効期限が設定されている場合が多く、相対的に短めの設定です。
ポイント種類 | 有効期限 | 延長条件 |
---|---|---|
Pontaポイント | 最後の利用から1年 | ポイント利用で延長 |
楽天ポイント | 最後の獲得から1年 | ポイント獲得で延長 |
dポイント | 獲得から4年 | 延長なし |
Tポイント | 最後の利用から1年 | ポイント利用で延長 |
ただし、「最後の利用から」という仕組みのため、Ponta加盟店での買い物やau PAYでの支払いでポイントを使えば、その都度有効期限が1年延長されます。
つまり、年に1回以上ポイントを使っていれば実質的に無期限で保有できます。
- 年に1回は必ずポイントを使う
- 小額でもPonta加盟店で利用する
- au PAYのオートチャージ設定を活用
- ポイント残高を定期的にチェック
注意すべき点は、ポイントを「貯める」だけでは有効期限が延長されず、「使う」必要があることです。

普段からPonta加盟店を利用する方や、定期的にau PAYで支払いをする方なら問題ありません。
しかし、ポイントを貯めるだけの方は失効リスクがあります。
auのサービスを使わないとメリットが限定的
au PAYカードのデメリットは、auの各種サービスを利用しない場合、カードの真価を発揮できないことです。
au PAYマーケットでの最大10%還元、au携帯料金支払いでの追加ポイント、auかんたん決済との連携など、多くの特典がauエコシステム内での利用を前提としています。
auのサービスを使わない方にとっては、一般的なクレジットカードと大差ない状況になってしまいます。
利用サービス | 通常還元率 | auサービス連携時 |
---|---|---|
一般加盟店 | 1.0% | 1.0% |
au PAYマーケット | 1.0% | 最大10% |
au料金支払い | 1.0% | 追加ポイント |
au PAY利用 | – | +0.5%(計1.5%) |
auカブコム証券 | – | クレカ積立0.5% |
単純にクレジットカードとしてのみ使用する場合、基本還元率1%は悪くありません。
しかし、他の高還元カードと比較すると特別優秀とは言えません。
auサービス全体を活用できない方は、自分のライフスタイルに合った他のクレカを選択するのも検討してください。
国際ブランドにJCBがない
au PAYカードの国際ブランドは、Visa、Mastercard、American Expressの3種類のみです。
つまり、日本発の国際ブランドであるJCBを選択できないデメリットがあります。
国際ブランド | au PAYカード対応 | 国内加盟店数 | 海外加盟店数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Visa | ○ | 多い | 最多 | 世界シェアNo.1 |
Mastercard | ○ | 多い | 多い | 為替レート優遇 |
American Express | ○ | 少ない | 多い | ステータス・特典重視 |
JCB | × | 最多 | 少ない | 国内特典充実 |
JCBは国内での加盟店数が多く、特に日本国内での利用において優遇特典やキャンペーンが充実しています。

JCB愛用者にとっては選択肢から外れてしまいます。
さらに、JCBのプロパーカード特典や、JCB ORIGINAL SERIESパートナーでの高還元率など、JCBブランド独自のメリットを活用したい方には不向きです。
既にJCBカードをメインで使用している方や、JCBの特典を重視する方は、他のクレジットカードを検討する必要があります。
au PAYカードの利用が向いている人

au PAYカードは、効率的なポイント活用と日常使いを重視する方に最適なクレジットカードです。
基本還元率1%で100円ごとに1Pontaポイントが貯まり、一般的なカードの倍の還元率を実現します。
特にau PAYマーケットでは最大10%還元、公共料金支払いでも1%還元と、幅広い用途で高還元を受けられます。
本会員・家族会員ともに年会費永年無料で維持費がかからず、au PAYアプリと連携すれば最大1.5%還元も可能です。
日常の支払いを一枚にまとめてポイントを効率的に貯めたい方、年会費無料で高還元率を求める方、au PAYを活用したキャッシュレス決済を頻繁に利用する方におすすめです。
au PAYカードの利用が向いていない人

年1回もPontaポイントを使わない方は失効リスクがあるので、ポイント活用をする機会がない方はau PAYカードの利用が向いていません。
また、auサービスを利用しない方にとっては、au PAYマーケットの最大10%還元やau PAY連携での1.5%還元などの主要メリットも活用できません。
国際ブランドにはJCBがないため、JCBの国内特典やJCB ORIGINAL SERIESパートナーでの高還元を重視する方に不向きです。
つまり、ポイントを貯めるだけで使わない方、auエコシステムを全く利用しない方、JCBブランドにこだわる方は、他のクレジットカードを検討した方が良いでしょう。
まとめ
au PAYカードは、auのサービスを積極的に活用する方にとって魅力的なクレジットカードです。
年会費永年無料でありながら基本還元率1%、au PAYマーケットでは最大10%還元、au PAY連携で1.5%還元と高い還元率を実現できます。
ナンバーレスデザインによるセキュリティ強化や海外旅行保険最大2,000万円付帯など、充実した機能も備えています。
一方で、Pontaポイントの有効期限が短く年1回は利用が必要、auサービスを使わないとメリットが限定的、JCBブランドが選択できないなどの注意点もあります。
自分のライフスタイルやauサービスの利用頻度を考慮し、ポイントを効率的に活用できるかどうかを検討して申し込みを判断することが重要です。